妊婦歯科検診
妊娠中は、偏食になったり、ホルモンのバランスが通常と異なるため、歯肉の炎症が起きやすく、また、つわりがひどいと胃酸により酸蝕症(歯の表面が溶ける)で虫歯になりやすくなります。
重度の妊娠性歯周炎では早産や低体重児出産の危険があるため、注意が必要です。
親知らずが急に腫れだして、抗生物質をたくさん飲まなくてはならなくなったり、入院となったりしても大変です。
赤ちゃんが生まれたら「自分のことはさておいて」となりがちなので、安定期に入ったら受診して、できる限り治療しましょう。
口腔がん検診
お口の中は自分では見えないものです。
腫瘍には、表面が滑らかなもの、膨らんでいるもの、凸凹しているもの、ザラザラしているもの、色が変わっているもの、出血しやすいもの、しこりがあるものなど、様々なものがあります。
経験のない歯科医師ではきちんとした診断ができずに「堀ちえみ」のようにガンを大きくしてしまうでしょう。
少しでも心配なことや、変わったことがあったら、受診したほうがいいでしょう。
顎関節症
あごの関節部の痛みや、シャリシャリ・パキッという音、口が開かなくなったなどは顎関節症の症状です。
レントゲン撮影して、必要ならば薬剤の服用、マウスピースの作成、関節部へのヒアルロン酸や鎮痛剤の注射などの治療法があります。
すごく悪くなると全身麻酔であごの関節を削ることもあります。
できるだけ早期に対処するのがいいでしょう。
金属アレルギー
歯の治療に使う金属が原因で、様々なアレルギー症状が出る事があります。その中で最もたちが悪いのは掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)で、皮膚科から紹介されて当院を受診する人が多いです。
口の中の金属をセラミックなどに置き換えるのも治療の一つですが、保険はきかないことが多いです。
虫歯や歯周病の治療をして口の中の環境を良くすることによって、症状の改善がみられることもありますので、まずはそれらを治療して口の中の環境を改善しましょう。