田島歯科クリニック|群馬県高崎市

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骨粗鬆症と抜歯について

 今回は年配の方に多い『骨粗しょう症』で飲んでいるお薬と抜歯について、です。
 最近まで、骨粗しょう症の薬である『ビスホスホネート製剤』は骨の密度を低くさせない代わりに骨を作る作用も止めてしまい、あごの骨を壊死させてしまうと言われていたため、この薬を飲んでいる患者さんは基本的に当院では抜歯をしていませんでした。  
 2010年にはじめて日本で『薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)』が発表されてから約10年以上が経ち、臨床研究や症例の蓄積により新たな知見が増えました。 それによると、「抜歯前の骨粗しょう症のお薬の休薬の効果に対する根拠はない」とされていて、当初から比較するとMRONJに対する認識は大きく変わってきているのがわかります。
   むしろ今では感染源になってしまう要抜歯の歯は、早めに抜歯を行うことが推奨されています。そしてこのMRONJの発生を抑えたり、予防するには、口腔衛生管理や適切な歯科治療が重要と考えられているのです。
  不衛生な口腔内からMRONJは自然発症する例も多く報告されているため、口腔衛生管理が最も重要であり、骨粗しょう症のお薬を服用している患者さんには3ヶ月ごとの口腔ケアを行った場合、10倍のMRONJの発生予防効果があることが実際に公表されています。
 勉強不足の医科や歯科のドクターは、いまだに2010年当時のままの頭でいるようですが、きちんと勉強して欲しいです。
   
 {まとめ}  50才以上の女性の3人に1人が骨粗しょう症と診断されています。  当院に通院し始めた時には骨粗しょう症のお薬は飲んでなかったとしても、途中から骨粗しょう症のお薬を服用し始める方も多くいますので、骨粗しょう症のお薬が始まったらできるだけ速やかにご報告してください。骨粗鬆症の方は、きちんと虫歯治療・歯周治療をしたのち、メンテナンスをしっかり行い、口腔内をより清潔に保っていきましょう。
2022年11月09日 16:47

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